クローとわたし

原陽子 詩 永井泰子 絵 リーブル 1300円+税
原陽子 詩
永井泰子 絵
リーブル
1300円+税

毎日、日記に何も書くことがなかったわたしの前に、真っ黒な瞳で片方だけたれた耳の犬クローが現れた。わたしの心は、しあわせでいっぱいになった。日記帳はいつの間にか真っ黒に。ずっとクローと一緒にいられますようにと毎晩、星にお願いする。でもある日、クローはおばさんの家に引き取られる。日記はまた真っ白に。

そして今、息子が昔のわたしと同じ思いを抱えて帰宅した。多くの大人が子どものころに体験することを、小さいころの「わたし」がうたいあげる物語。自身の子どものころと重ね合わせる人も多いだろう。
全ページカラーの絵は、リネンの生地にパステルで描かれた柔らかい雰囲気。優しい色使いの絵本から、わたしの優しさとクローとの友情、そしてほんのりと哀愁を漂わす。大人に読んでほしい詩の絵本。