図書館と学校が地域をつくる

(公財)図書館振興財団 編著 学文社 2100円+税
(公財)図書館振興財団 編著
学文社
2100円+税

読書・学習・情報の3つのセンター機能を担う図書館。それを使った主体的な「調べる学習」の教育効果と生涯学習的意義を明らかにしようと、図書館振興財団が国立政策研究所に協力要請し、共同実施した調査研究をまとめた。

同財団は図書館利用の啓発のため、「図書館を使った調べる学習コンクール」を平成9年から行っている。調査は昨年7月から8月にかけて、同コンクール受賞者と地域コンクール主催団体に対して実施。その結果を分析している。

「第1部 図書館活用と学力形成」「第2部 調べる学習が人をつくる」「第3部 コンクールが地域を変える」の3部構成。中でも第2部は、「親子で取り組む調べる学習」「調べる学習で身についた力」「豊かな人生のための読書と図書館活用」など、多様なデータを基にした章が並ぶ。

「図書館を使った調べる学習」とは「子供たちの興味・関心に基づき、図書館の資料や社会の様々な資源を活用して学習する経験を通じ、自ら学習する力を身に付ける機会となる。このような主体的な学習は、自ら学びを創出するアクティブ・ラーニングや探究型学習と言われる学習の核であり、意欲を持って学びを計画・実施・評価できることこそが学習の本質と思われる」

「調べる学習で身につく力」は、学ぶ力、課題発見・解決力、プレゼンテーション力、文章構成・表現力としており、学習の場としての「図書館の力」を再認識できる。