やっかいな子どもや大人との接し方マニュアル

宮田雄吾 著 日本評論社 1600円+税
宮田雄吾 著
日本評論社
1600円+税

苦しみを抱えている子供や、子供の対応に悩む保護者、教員はたくさんいる。クレーマーの保護者に悩む教員もいる。そんな思春期の子供の特徴や子供の相談の乗り方、褒め方や叱り方、いわゆるやっかいな大人との接し方について述べられている。

間違った言葉の使い方やそれによって相手が受ける心情などを細かく提示。問題行動事例を挙げながら、注意点や優先すべき事柄などを取り上げている。また障害や病気のある子供たちへの対応についても記述。多様な視点から子供の状況を考えられる。

後半では、大人への対応を明記。周囲にいる大人たちと手を携えやすくなる心構えを伝えている。保護者対応に悩む教師や援護職、保護者同士のトラブルに巻き込まれる大人向けに、情報を発信している。

教師や児童福祉施設職員、保護者にとっても、分かりやすく、現場ですぐに使える実用書になっている。

著者は、思春期の子供たちへの支援のヒントになればとの思いで筆を執ったという。現在、医療法人カメリア大村共立病院副院長と大村椿の森学園主任医師を兼務。児童心理治療施設で児童思春期の子供たちの治療にあたっている。実際の臨床体験を基に、具体的なエピソードが盛り込まれている。

「悩める者である私の経験が、同様の悩みを抱えているであろう皆さまの役に立つことを願ってやみません」と語る。