気づいたら「忙しい」と言わなくなる教師のまるごと仕事術

山田洋一 著 黎明書房 1800円+税
山田洋一 著
黎明書房
1800円+税

教員の多忙解消策を、「時管(時間管理)術」「即断術」「環境術」「人間力向上術」「道具術」「研鑚(さん)術」「思考術」の7テーマで指南する。

例えば、ちょっとした時間を無駄にしない方法。授業後の5分休憩、昼休みの後半10分など、いわゆる隙間時間は、足せば1日で1時間ほどになる。そこで、5分ほどでできるような細々とした仕事を手帳にリストアップして、有効活用できるようにする。

また、仕事の場所。職員室は電話がかかってきたり、話し掛けられたり、雑談したりと、仕事に集中しにくい。教室ならば集中できる上、子供の姿も具体的にイメージしやすい。そこで仕事する場所は、教室9割、職員室1割で配分する。

他にもクレーム対応術、校内での研修を充実させる方法、落ち込んだときの気持ちの切り替え術など、60以上の技術と心構えを教えている。

ただし著者は、単に仕事を早く終わらせ、職場以外での時間を豊かに過ごすために仕事術を教えているわけではない。「早く仕事を終えたら、それでできた時間を他者のために使う。とりわけ子どもたちのために使う時間にしてみましょう」と書いている。

読後、読者が時間を作れるようになったら、その時間で読者自身だけでなく、周りの同僚や児童生徒も幸せにしてほしいという著者の願いが、本書には込められている。

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