ネットで見たけどこれってホント? ③生活のメディアリテラシー

北折一 編著 少年写真新聞社 2000円+税
北折一 編著
少年写真新聞社
2000円+税

インターネットで大量の情報を得る時代。いい加減な内容に惑わされ、危険な目に遭う人も少なくない。情報の真偽を見分ける力が必要になる。健康や食のメディアリテラシーに引き続く3巻目のシリーズ本。生活に関する情報への疑問を詰め込んだ。

暗いところで本を読むと目に影響があるのか。悪影響を示す証拠はないが、うそだったと簡単に片付けられない留意点もある。メディアリテラシーでは、こうした視点が大事。携帯電話の電磁波は体に悪いのか。爪の白い部分を見れば体調が分かるのかなど、さまざまな疑問にアプローチ。「信じる」「信じない」の意見を追いながら検証していく。実験の様子を写真で取り上げているものも。リテラシーを略したキャラクター「リテラくん」による説明やイラストの多用で、子供も楽しく学べる。

各テーマの最後には、リテラくんから読者へのメッセージがあり、内容のまとめを捉えられる。

SNSの使用で大切な心構えも漫画で表現。身近な例を示しながら、子供たちが陥りやすい危険について伝えている。

巻末には「さくいん」があり、知りたい情報をすぐにつかめるようになっている。

情報の受け取り方を変えれば、ネット情報の質が変わる。人を幸せにする情報が増えるかもしれないと、元NHK科学・環境番組部専任ディレクターの著者は語る。

常識を問い直す見方が貫かれている。