デキる! 教師の1日

中村健一 編著 黎明書房 1300円+税
中村健一 編著
黎明書房
1300円+税

「突然ですが『楽をする』って、悪いと思いますか」と著者は問う。プロの教師として結果を出し、仕事の効率を上げるために「楽をする」「手を抜く」意識は良いとする。

効率の良さは教師の段取り力の良さを表し、学級経営もうまくいくと強調する。著者の経験上、定時に仕事を終わらせて帰宅できる教師が学級崩壊を起こしたのを見た覚えはないとも。

そこで、学校生活の1日に沿った効率的な仕事や指導の工夫を豊富に示していく。

出勤し、学校に着くまでは、日々の体調変化などを踏まえ、やる気にムラが出ないよう「仕事前のルーティンを決めておく」。通勤の車内ではこの曲を聴く、朝には紅茶を飲むなど。

子供たちが朝から行う作業や学習の流れは、前日の放課後に板書しておく。子供たちが登校して教室に入り、それを見れば、何をすればよいか一目で分かる。あれこれ指示したり伝達したりに時間が取られなくなる。

教材プリントなどの提出物は、子供たちの班で集めさせると、時間短縮になる。未提出などのチェックも確実にできる。給食時間に入る前の4時間目は、3分早く終わらせる。給食開始を少し早めれば、時間内に全員が食べ終わる可能性が高まる。教師が昼休みに居残って給食指導する必要がなくなるなどとアドバイスする。

学校現場の生きた知恵が満載で、実践に、すぐに生かせる。