今すぐ出来る! 全校「学び合い」で実現する カリキュラム・マネジメント

西川純 著 明治図書出版 1900円+税
西川純 著
明治図書出版
1900円+税

「アクティブ・ラーニング」と「カリキュラム・マネジメント」。次期学習指導要領のキーワードのこの2点を、著者が提案する「全校『学び合い』」の視点で示す。カリキュラム・マネジメントは「アクティブ・ラーニングとの連動」「教科や学年の枠を超えた学校全体の取り組み」という観点が押さえられている必要があると指摘。教師集団がアクティブに学ばない限り、このマネジメントで求める授業は実現できないとも。

現在、多様な方法が提起されているアクティブ・ラーニングだが、「全教科、全学年で一貫した理論と方法論があり、実践事例が整理されているものはあるのか」という疑問も提示。この課題を払拭する視点を含み「学び合い」を活用したマネジメントと授業展開事例を取り上げる。

第5章「全校『学び合い』の理論と活かし方」では、「学び合い」を大きく2種類に分けて説明。学力や人間関係向上など特定の目的に向けた「手段としての学び合い」と、「目的としての学び合い」があるとする。推進するべきは「目的としての学び合い」。学力か人間関係力向上かといった要素を切り離して考えず、表裏一体で捉え、育てていくものと基本となる学びの哲学とスタンスを強調する。

そんな全校「学び合い」の実現に向けてアドバイス。教師の不安に丁寧に答える形で、指導観の転換、周囲への投げ掛け、研修の進め方などを分かりやすく示していく。