1年間 毎週使える校長講話 2017

教育開発研究所 編 教育開発研究所 2000円+税
教育開発研究所 編
教育開発研究所
2000円+税

4月には、目標実現に向かって努力し、継続する大切さを。5月には、季節感とともに生きている喜びを共有できる話を。8月の夏休み中の登校日には、2学期に向けて学校の生活リズムを意識させるテーマで。1月の最初の講話では、新しい目標に向かう姿勢を考えさせる。3月は進級の喜びと、次年度への心構えを——。

1年間を通した94編の講話文例を、小学校と中学校それぞれに分けて掲載している。季節、月ごとに設定するべきテーマや狙いに、オリンピック・パラリンピックなど時事ネタの例もある。

狙いや話し方のポイントなどが、児童生徒を引きつけるコツとともに掲載されている。

「子供を引きつけることを前提に、講話を準備するのは意味がない。伝えたいことを明確にし、子供の聞く姿勢を整えるのに意を注ぐ」「教職員が共感できる話をする」などがコツだという。

「講話は学校経営そのもの」「学校だよりを通して、講話について保護者に伝えれば、学校経営の方針も具体的に伝えられる」などの、学校経営に生かすポイントも示している。

講話づくりの秘訣や、掲載されている文例をどうアレンジするかのヒントまで書かれているので、すぐに役立つだろう。

とはいえ、ただの実践的な例文集ではない。校長が生徒に伝えるべき教えや、教員に共有するべき思いとは何かという、「芯」も伝わってくる。