覚えておこう応急手当

加藤啓一 監修 少年写真新聞社 2100円+税
加藤啓一 監修
少年写真新聞社
2100円+税

もしも子供が目の前で突然倒れたり、ケガをしたりしたら——。教員として、親として、どう対応するだろうか。心肺停止や大量の出血など、救急車を呼んで到着するまでの間の対応が明暗を分ける場合もある。そこで知っておきたいのが、応急手当だ。

全6章構成で、小さな擦り傷・切り傷の手当から命を救う心肺蘇生やAEDの使用法までを網羅。打撲、骨折、熱中症、アナフィラキシーなど、学校で起こりうるけがや症状の処置も、おおむね掲載されている。

手順を一から示した分かりやすいイラストと明瞭な文章で解説。包帯の巻き方、止血法、骨折時の固定法などは写真で示し、すぐに参考になる。症例写真も豊富に掲載。応急手当やAEDの使用が決して難しいものではないのが分かる。

巻末には、事故や災害後の心のケアについても掲載。子供に特徴的なストレス症状の具体例を挙げ「自発的な語りに耳を傾け受け止める」「安心できる場所をつくる」「専門機関との連携」といった支援を呼びかける。

小児科、外科、麻酔科、眼科、耳鼻科など各分野の現役専門医が執筆。改訂版は、日本蘇生協議会の蘇生ガイドライン2015に対応している。

体育や図工・美術、校庭での遊びや校内での衝突、部活動など、学校管理下での学校事故は後を絶たない。学校図書館だけでなく、職員室や保健室にも必携だ。