クラスがまとまる! 協働力を高める活動づくり(小学校編)

赤坂真二 編著 明治図書出版 1660円+税
赤坂真二 編著
明治図書出版
1660円+税

学校を最高のチームにする極意シリーズの小学校編。「よい授業」をしている先生は「よい学級」をつくっている。普段からの学級経営が反映しているのだ。「対話と協働」が自然にできるクラスが、魅力的な授業の土台となっている。そのようにクラスが変わり、子供たちが変わっていくアクティブな活動の実践方法が盛り込まれている。

第1章は、協働力を高める活動づくりの「理論編」。ここでは、「なぜいま協働力なのか」「よいクラスとは」など、目指すべきクラスの在り方が示されている。

クラスの質の高さの指標について編著者は、「子どもたちに育てられている協働力の高さで決まってくると言っても過言ではないのです」と指摘する。つまり、心情や態度が一体となった「協働力」が大きなカギを握るのだ。

そうした力をどのように子供たちに身に付けさせるのか——。第2章では教育実践が示されている。他の人たちとの違いを嫌う子供たちのために「ものの見方・考え方の授業」を行う。まずは子共自身が否定された経験を振り返ったり、共有したりして、ペアで話し合う。それで、場の雰囲気が温かくなる。次に、いろいろな角度から見ると異なって映るトリックアートを見せる。それにより、物の見方や考え方がそれぞれであるという価値観が示せる。

このような活動を学級開きの翌週あたりから、週1回のペースで計画すると効果的だ。