「音楽づくり・創作」の授業デザイン あすの授業に生かせるアイディアと授業展開

石上則子 監修 教育芸術社 2000円+税
石上則子 監修
教育芸術社
2000円+税

音楽科で重要とされている創作分野の指導方法や評価の仕方などについて、小学校の「音楽づくり」や中学校の「創作」が育てる子供の力を踏まえ、事例やイラスト、写真などを提示しながら明確に示す。内容は、(1)発想力を育てる(2)見通しをもった授業で学びを深める(3)授業の成果を学校生活に生かす――の視点から述べられる。

(1)では、音遊びや即興的な表現の意義を唱えながら、子供の集中を促す言葉掛けや音符を使った指導方法など、授業で役立つ具体的な内容を記した。

(2)では、学年ごとの年間指導計画やポイントだけではなく、8つの事例を指導案形式で提示。題材のねらいや評価規準、教材や教具、学習のヒントなどを織り交ぜながら、子供に関心を持ってもらうための授業の流れを把握できる。

(3)では、他教科・領域と関連付けた学習計画を、活動内容やワークシート、作品例を提示しながら詳細にまとめている。

小・中学校教員らの経験に基づく実践、授業の進め方や音楽づくり、創作の評価の仕方から子供の作品の褒め方などまで、音遊びの活動のヒントを学べる。子供の反応や授業を受けた感想などを盛り込んでいるので、指導者の一方向的な授業をやめられる。

巻末には、授業で活用しやすい楽器やその鳴らし方を、カラーで掲載している。

音楽科の授業づくりの参考になるだけではなく、他教科との連携を考えた幅広い知識を得られる。