親が知っておきたい学校教育のこと 1

赤堀侃司 著 ジャムハウス 1700円+税
赤堀侃司 著
ジャムハウス
1700円+税

学校とは何なのか。どのように子供を指導しているのか。学校教育での知識を生かし、子供への接し方や家庭教育の方法を知ることができる。教育現場に長く携わっている著者が解説する。

学校では現在、話し合いや議論する教育が重視されている。なぜなのか。学校のイメージは、授業で子供たちが先生の話を聞いている光景。だが、知らない物事をあれこれ議論したり討論したりするのは、答えのない問題を探究するための訓練であるといわれている。今、学校は、こうした探究を重視する。これは、古代アテネの町で青年たちと議論していたソクラテスの問答法が原型。知識も重要だが、その本質は何なのか。それをどのように生かすのか。何ができるようになるのか。それらを追究していく学びが大切である。

また学校の仕組みにも言及。学校にはいろいろな役割をもつ先生がいる。校長、副校長・教頭はもちろんのこと、平成19年には新たに管理職と教諭の間をつなぐ主幹教諭や指導教諭という役職が創設された。必要とされた背景には、社会の変化とともに学校の変化もある。

これまでは、名人芸と言われたベテラン教員が学級経営をうまくやってきた。だが、団塊の世代が大量に退職し、若手教員が増え、学級崩壊やいじめ、不登校など多様な問題が発生。組織的に子供たちを指導しなければならなくなったからだ。

この他、学校教育と家庭教育の違いや学習指導要領ついても説明している。