教師のための社会性と情動の学習(SEL―8T)

教師のための社会性と情動の学習(SEL―8T) 小泉令三ほか 著 ミネルヴァ書房 2600円+税
小泉令三ほか 著
ミネルヴァ書房
2600円+税

教員に求められるコミュニケーション場面は、対子供だけではない。同僚や保護者、地域住民との間にも求められるので、社会的能力を身に付ける必要がある。そのために必要な8つの対人関係に関するスキル、態度、価値観を育てるための心理教育プログラムであるSEL―8T(Social and Emotional Learning of 8 Abilities Teachers)を用い、「気持ちの伝達」「ストレスマネジメント」など14テーマを取り上げた。教員や教員を目指す人が、子供や保護者、同僚とより豊かに関わるための気づきやコツを詰め込んだ。

基本的生活習慣の項目では、子供や教職員、保護者や地域住民へのあいさつのポイントを記述。児童生徒については、子供の行動を理解するために必要となる、子供に安心感や肯定感を与える傾聴スキルなどに触れている。小学校低学年や高学年ごとの特徴を踏まえているので、その子供に合った対応を考えられる。またベテランや養護教諭への相談、保護者との連携についても言及している。

教員として必要な社会的能力を理解でき、身に付けられるだけでなく、社会的能力を児童生徒に身に付けさせるための実践も。ロールプレーは省略せずに取り組むのがよいとしている。

さらに、チェック課題や解答により、自学自習に使うのも可能。巻末のさくいんからは、学習したい部分をすぐに見つけられる。

基本的な事項から実践まで、幅広く学べる。