たなばたにょうぼう

常光徹 文 野村たかあき 絵 童心社 1300円+税
常光徹 文
野村たかあき 絵
童心社
1300円+税

人を馬鹿にして悪さをする狐を助けた縁で、地上の男は天人と結ばれ、子供を授かった。でもある日、自身の羽衣に触れた天人は天に帰ってしまう。男は必死に追いかけるが、天上で待っていたのは女房の母神。次々に難題を持ちかけられても男は立ち向かう。けれど、大水で男と女房は引き離されてしまう。その大水でできたのが天の川。2人は年に一度、7月7日に会う約束をして別離の道へ。

一般には「天人女房」と呼ばれるこの話は、全国的に広まっている。男が狐の力を借り、天界に戻った女房と子供を追って天に昇る場面は印象的。

作者は、「夏の夜空にきらめく天の川をあおいで、七夕の物語に想いをはせてみてはいかがでしょうか」と語る。おばけと行事を組み合わせた絵本シリーズの第一作。全国的に曇りや雨が多い7月7日。さて今年はどうかな。