自然と生きもののねだん

藤田千枝 編 新美景子 著 大月書店 2000円+税
藤田千枝 編
新美景子 著
大月書店
2000円+税

「いくらかな? 社会がみえるねだんのはなし」シリーズ全6冊の1冊目では、「キリンは一頭いくら?」「無人島って買えるの?」など、自然と生き物に関わる値段について、いろいろな面からまとめた。

「昆虫の賃金いくらかな?」では、農作物の生産に必要な受粉には、花粉を運ぶ昆虫などの生物の働きが必要。それでは、日本の農業での昆虫の働きを金額にするといくらになるのかというと、約5千億円。昆虫に賃金を払うなら、との発想。昆虫の働きが社会に与えている影響の大きさが分かる。

出典や参考文献も丁寧に収録されているため、調べ学習や夏休みの研究の参考になるだろう。ルビがふられた読みやすい文と、カラーのイラストや写真、グラフで私たちの生活に関わっている動物や自然の「価値」を学べる。