クイズで覚える日本の二十四節気&七十二候

脳トレーニング研究会 編 黎明書房 1500円+税
脳トレーニング研究会 編
黎明書房
1500円+税

ともすれば季節感のないまま日々を送ってしまう現代だが、日本には美しい四季がある。一つの季節の中でも細やかな移ろいがある。1年を24節に分けたのが二十四節気。それをさらに5日ほどに、3つに細分したのが七十二候。自然の営みの変化を「穀雨」「麦秋至」といった豊かな呼び名で暦に映し、先人たちは季節を味わい、暮らしの備えをしてきた。多くの便利を手に入れた今も、後世に残したい季節の言葉だ。

一方で、二十四節気の「芒種」「白露」がいつ頃を指すのか、七十二候の「東風解氷」を何と読むのか、知っている人は多くないかもしれない。

意外と難しいそんな言葉を、クイズ形式で楽しく覚えられる。クイズは選択式で、巻末の答えと照らし合わせつつ解き進められるが、暦の順に節気単位でページが構成されているので、1節気ずつじっくりこなしていくのもいい。ページ内にはクイズに加えて、各節気・各候に関連する和歌や俳句とその解説も掲載されており、季節の情景を立体的に思い描ける。

二十四節気も七十二候も古代の中国で作られた。それを日本の気候に合わせて手直ししながら、今に伝えられている。漢字ばかりなので、一見すると意味が分かりづらいものもあるが、読み方が付されているので、理解の大きな助けになる。

子供に勧めるのはもちろん、大人が楽しみながら学びを深めるツールとして、大いに使えそうだ。