全教科・領域が1冊でわかる! 新小学校 学習指導要領改訂のポイント

水原克敏 編著 2200円+税
水原克敏 編著
2200円+税

タイトル通り、全教科・領域を網羅しており、改訂のポイントが非常によく分かる。何より、授業改善の提案が、現場の教員には大変役立つだろう。

第1部「学習指導要領改訂の考え方とめざすもの」では、編著者の水原克敏早稲田大学大学院教育学研究科特任教授が、総論として「主体的・対話的で深い学び」による授業改善のポイントや、カリキュラム・マネジメントの確立、幼・小の接続、現代的な諸課題に対応する資質・能力の育成などを解説。

第2部「改訂のポイントとこれからの授業」では、「総則」「国語」「社会」「算数」「理科」「生活」「音楽」「図画工作」「家庭」「体育」「外国語活動/外国語」「特別の教科 道徳」「総合的な学習の時間」「特別活動」「プログラミング教育」の実践提案を、各有識者が記している。

このうち「外国語活動/外国語」では、高学年用のさまざまな具体例を提示。知識および技能の習得に関して注意すべき点が詳しく説明されており、その工夫はすぐにでも役立ちそうだ。

合間には、中仏英などの「世界の道徳教育と宗教教育」や、米英中の「世界の教育課程改革」、「日韓中の小学校英語教育」などといった、興味深いテーマでのコラムもある。

移行に向けての動きは、既に始まっている。新学習指導要領をしっかりと読み解き、授業を組み立てるためのガイドにしてほしい。