天女かあさん

ペク・ヒナ 作 ブロンズ新社 1400円+税
ペク・ヒナ 作
ブロンズ新社
1400円+税

ある大雨の日。ホホ君が熱を出し学校を早引きしたと、仕事中のかあさんに電話があった。誰かに息子の世話を頼まなければ。あちこちに電話をかけるが、つながらない。途方に暮れていたら、やっとつながった。相手はなんと天女さま。こうして、天女さまが羽衣をまとい、雲に乗ってホホの家に。

「きょうはわたしがかあさんとおもいなはれ」。白表の天女かあさんは、そう言って、たまごスープを作る。熱いスープを飲んだのに、ホホはぞくぞく。不思議な卵焼きで部屋を暖めたり、雨雲をこさえてホホの熱を冷ましたり。

かあさんが帰ってきた。ぐっすり眠る息子を見て一安心。そしてびっくり。食卓には超大盛りのオムレツ。天女さまは羽衣を忘れ、雲に乗って帰っていった。独特の人形と家具セットなどで描き、味わいがさらに深い。