かしこい子に育てる新聞を使った 授業プラン30+学習ゲーム7

黎明書房 蔵満逸司 著 1800円+税
黎明書房
蔵満逸司 著
1800円+税

新聞を使った教育といえばNIEだが、社会科や国語の授業で用いられるイメージが強い。工夫次第で他教科でも新聞を使った魅力的な授業が行える。その具体的な提案が詰まっている。英語や道徳の授業プランもあり、次期学習指導要領にも対応している。巻末の学習ゲームでは、グループによるコミュニケーション能力、思考力や創造力を伸ばしたりできる。

著者は、授業でただ新聞を扱うだけでは、子供たちの新聞離れを加速させると指摘、子供たちに「新聞の魅力を味わわせることが大切だ」と強調する。この30の授業プランは、グラフの読み取りや同じ出来事について新聞社ごとに記事を比較するといった「王道」だけではない。天気図の読み取り(理科)や新聞広告の必要性についてのディベート(社会)、4コマ漫画の活用(図工・学習ゲーム)、英字新聞の活用(英語)など、新聞を隅々までフル活用している。

いざ授業で新聞を活用しようとしても、適切なニュースや記事がないときもある。そこで「知っておきたい15の技」が示されている。例えば「大きな出来事があった翌日は複数の新聞を購入する」「発行日と新聞社名がわかるように保存する」「関連記事、連載記事はまとめてスクラップ」など、効率よく情報を整理しておくテクニックがまとめられている。

新聞に関わる1人としても、日々の授業をサポートする生きた教材として、新聞がさまざまな場面で使われるのを期待したい。