授業がもっと楽しくなる! 学校で使いたいことわざ

大修館書店 時田昌瑞/安藤友子 監修 1600円+税
大修館書店
時田昌瑞/安藤友子 監修
1600円+税

子供に意外と人気があることわざ。動物がでてきたり、語感のよい言い回しで覚えやすく、マンガやアニメにも使われている。

ことわざを学校教育と結び付けた「ことわざの教育実用書」は、現場の教員とことわざ研究者の共同作業によって、授業で役に立つものがまとめられている。小学校の授業時間割に基づき、教科別分類で構成されている。対象は主要教科だけでなく、英語、体育、図工、家庭科、道徳、音楽、総合の小学校の全ての教科。中休み、給食など授業以外で使えるものもピックアップ。年間を通して利用できることわざをまとめた管理職編も収録。朝会や職員会議でのあいさつを考えるヒントになる。

教科や学校行事を前提にしており、大きな辞書にも収録されていないユニークなことわざも収載。社会に収録された「他人の飯は身の薬」は「他人の下で働くことは、やがて自分にとって役に立つ」という意味。徳川家康が幼少期に今川氏の人質となったエピソードを踏まえたり、江戸時代の奉公の慣行と関連付けるなど、歴史の授業での用例とともに紹介されている。一見ことわざとは無縁の算数の授業にも、「鶴は千年、亀は万年」を使った鶴亀算で計算の応用問題ができる。総合では創作ことわざを紹介。「鬼に金棒」の「○○に△△」の型に言葉をはめ、ことわざを作る活動などで課題探求型学習につながる。ことわざを使うことで、子供たちに印象に残る授業になるだろう。