小学生のための3枚の連続絵カードを使った SSTの進め方

田中和代 著 黎明書房 4630円+税
田中和代 著
黎明書房
4630円+税

授業中に席を立ってしまう、上手に仲間に入れない――。子供たちには、友達とうまくコミュニケーションが取れない子、社会的マナーが身に付かない子がいる。ソーシャルスキルトレーニング(SST)は発達障害の子供や大人、または通常の学級でよりよいコミュニケーションの取り方などを学ぶトレーニングだ。

第1章はSSTの基本と進め方。第2章は本とカードを用いたSSTの行い方で構成されている。

仲直り、食事のマナー、いじめに誘われたとき、そして近年、小・中学生の多くが利用しているスマートフォンの利用ルールなど16例を収録。それぞれに「問題が起こるきっかけ」「問題の場面」「問題解決の場面」の3つの場面を描いたカラーイラストのカードが付属している。カードを見せながら子供の意見を聞き考えさせたあと、実際の場面を想定しロールプレーができる。

「13 注意する時のSST」の例では、相手に注意するとき、穏やかに注意することを学ぶ。場面1は掃除中におしゃべりをしてしまっている女の子たちに男の子が怒っている様子。場面2は男の子が女の子たちに乱暴な言葉でどなってしまい、注意した女の子に反発される。場面3は男の子が穏やかに注意した場合の例。女の子たちも注意を受けて掃除を始める。

社会の中で生きていく子供たちに必要なソーシャルスキル、身に付けば一生ものの力になる。