高1からの進路教室 改訂版

渡邉洋一 幻冬舎メディアコンサルティング 1400円+税
渡邉洋一
幻冬舎メディアコンサルティング
1400円+税

高校時代の勉強は将来どの分野に進むにしても必要な基礎となる。それを自分のためにどう役立てられるか、高校時代に気付ける人は少ないのではないか。

さまざまなメディアで大学ランキングが発表され、偏差値やブランドを判断材料に進学先を決める風潮に拍車がかかっているようにもみえる。これに対して著者は「偏差値やブランドだけで進学先を選んではいけない」と異を唱える。誰に何を言われようと、自分が選んだ人生が自分にとって一番の道であるべきだ。

とはいえ、進路を一つに絞るのは難しい。そこで大切なのが、進路を選択する前に、どんな仕事があるのか調べ、自分を知ることだとする。自分自身を把握するためには、家族や友人、学校での人間関係も含めたコミュニケーションを通じ、性格、興味、適性、能力を客観的に考察する必要がある。そうすれば、自分の素質を生かした進路を選択できるだろう。

一方、進路先で考えが変わったり、うまくいかなかったり、周りの環境条件が変わってやめざるを得なくなったりするかもしれない。もし進んだ道が違うと思えば、別の道を探せばいい。人生に回り道はつきものだ。

どの道を進むにしても、知識や技術の習得が大切になる。さらに、人一倍の努力や根気、熱意が求められるとともに、人間関係を円滑にする力や責任感も必要となる。学業でも仕事でも、常に人間力の涵養に努めることが最も大切だ。