もっと笑う!教師の2日目

中村健一とゆかいな仲間たち 著 黎明書房 1300円+税
中村健一とゆかいな仲間たち 著
黎明書房
1300円+税

教室に笑いを起こすネタを詰め込んだ前書『笑う! 教師の1日』に続く第二弾。「日本一のお笑い教師」を自称する中村健一氏と、北は宮城から南は長崎まで、小学校教員を中心とした「ゆかいな仲間たち」が日々実践する仕掛けが詰まっている。

「もっと笑う」のタイトル通り、第1章の朝イチから始まり、授業(第3章)、休み時間(第5章)、掃除(第7章)、帰り(第8章)に至るまで、学校生活に笑いの死角はない。朝の会ではクジで選ばれた子供から順番に「きのう」「先生は」「宝くじが当たったので」「何と!」「宇宙旅行に」とつなぎ、全員で即興の大ボラ話をつくり、学級内大喜利を展開。休み時間に教師がオーバーな身振り手振りをしながら行進して、子供たちにツッコませるプランはいささか勇気が要るが(誰にもツッコまれないリスクを考えてはいけない)、子供も教師も一緒に楽しむのが、仕掛けを成功させるポイントのようだ。

掃除のように面倒だと捉えがちなルーチンでも、班対抗で競わせたり、ゲーム的な要素を加えるだけで子供たちの向き合い方は変わってくる。日常の学校生活の中に、彼らの好奇心を刺激するアイデアは無数に転がっていることを本書は教えてくれる。

中村氏は笑いを大切にする理由について「笑いのある教室は崩壊しない」と説く。子供たちが毎日「早く学校に行きたい」と思える学級づくりのヒントになる。