数と図形のパズル百科

宮崎興二 編訳 日野雅之・鈴木広隆 訳 丸善出版 6800円+税
宮崎興二 編訳
日野雅之・鈴木広隆 訳
丸善出版
6800円+税

本書では、史上最古といわれる古代エジプトのパズルから、現代の最新のパズルまで代表的なもの全568題を古今東西から集め、歴史的な流れに沿って、それぞれのルーツを明示しながら紹介していく。

登場するのは、パズルの世界の双璧といわれるサム・ロイドとヘンリー・デュードニーを中心とする数多くのパズル作家や、アルキメデスやディオファントスのような著名数学者。

だまし絵、錯覚、手品、一筆書き、虫食い算、魔方陣、タングラム、継子立てなど、さまざまなパズルを身近な日常生活や歴史的事件に関係させて解説。

有名な難題の解法を、あっと驚くどんでん返しや、笑いを誘うジョークを交えながら、手品の種明かしをするように簡単に分かりやすく説明する。

「100を4個の9で表してください」「円の中心を三角定規のみを使って正確に求めるにはどうすればよいでしょう」など、数理科学や図形科学を楽しく学ぶための頭の体操にもなる問題や、中学や高校の算数・数学の教材になるような問題が満載である。

一風変わった推理小説あるいは数学史のような雰囲気で読者を魅了する。特に難解なものについては、付録として解法・解説も収載している。

用いる計算は、高校修了までに学習する範囲に収まっているので、中高生が楽しく数学を学ぶのにもお薦めである。