学校図書館の出番です!

肥田美代子 著 ポプラ社 1800円+税
肥田美代子 著
ポプラ社
1800円+税

これからの学校図書館は、アクティブ・ラーニングを効果的に進める基盤となる。――本書は、国会議員時代に国際子ども図書館の設立や、学校図書館法の改正等に尽力した著者が、1948年に文部省(当時)が刊行した「学校図書館の手引き」に着想を得て、言語活動の充実やアクティブ・ラーニングの視点による授業改善に役立つ「新・学校図書館の手引き」としてまとめた。

学校図書館は、家庭の事情にも、個人の読書力の差にも関係なく、全ての子供を黙って迎え入れ、豊穣な文明の世界へと導いてくれる。

本書では、学校図書館の生い立ちや学校図書館法の条文についても掘り下げて考察。学習指導要領における学校図書館の扱い方もたどる。

また、学校司書は子供と本との橋渡しの役目だけでなく、深い学びの授業改善の展開に欠かせない存在とし、学校司書の法令化とその意義についても考察している。

2020年度から実施の小学校の新学習指導要領や、21年実施の中学校学習指導要領は、学校図書館の活用教育について言及。学校図書館の大切さを印象付けるものとなった。

今後、子供の自発的な探求学習や、教科書以外の教材で学ぶ機会などがますます増える。学校図書館は、学校における言語活動や探求学習の場として、授業改革を支援する重要な役目を担うことになるだろう。