花見べんとう

二宮由紀子 作 あおきひろえ 絵 文研出版 1200円+税
二宮由紀子 作
あおきひろえ 絵
文研出版
1200円+税

お花見に出掛ける春の日の朝。白いご飯が詰まったお弁当箱に、「こんにちは」と入ってきたのは、たまごやき。お弁当のおかずの人気者とりのからあげ、昨日の晩ご飯の残り物のたこ焼き。次々やってくるおかずたちで弁当箱の中はおおさわぎ。

ついに白いご飯が言い出した。「花見のべんとうは、うちら、ごはんつぶだけで、じゅうぶんとちがいますのん?」お弁当の中身を投票で決めようとするご飯つぶたち。おかずたちは追い出されてしまうのか?

お弁当箱の中で繰り広げられるドタバタ劇。落語のようにテンポよく進む会話で、お弁当のおかずたちをユーモラスに表現している。楽しいお花見や遠足の前。お弁当箱の中ではこんな会話を繰り広げているかもしれない。けれど忘れ物には気を付けて。