心身症 ― 身体の病からみたこころの病 ―

ミネルヴァ書房 高尾龍雄 編著 2200円+税
高尾龍雄 編著
ミネルヴァ書房
2200円+税

本書は、「病は治る」「病だから治せる」の基本に立ち、「身体の病」を治療することで、正体不明の「心の病」に挑もうとする。

内科・外科・精神科などの医療に通じた小児科医たちが、思春期の子供たちの心の病をどう見ていくのか、Q&A形式で分かりやすく解説。身体に現れた症状別に、序章と終章を含めた10章で構成される。第1章では、子供の心身症について紹介。第2章では、呼吸器系の症状について、「学校で友達と言い争いをしていたら、急に呼吸が苦しくなり、手足がしびれた」などの事例を挙げ、伴う可能性のある心の病について紹介。第3章は、消化器系の症状について掲載。受験生に起こりがちな腹痛の理由や対処をはじめ、胃腸症状と心身症の関連性などを解説。第4章は、神経系の症状として、片頭痛や緊張型頭痛、転換反応について掲載。第5章では、皮膚の症状について、「髪の毛がかたまって抜けるようになった」といった、脱毛症や、抜毛症の対処法などを記載。第6章は、「こころの問題と繋がり」と題し、起立性調節障害や、慢性疲労症候群について解説。第7章では、排せつの症状について、おねしょの治療法、下着に便がついたときに考えられる病気などを紹介。第8章には、「心身反応が出た時の子どもへの向き合い方」として、思春期の乱れた食習慣や、不登校についての質問に対し、丁寧に回答。

ほか、各章に「睡眠中の問題行動」「子どもが力を発揮するには」といった役立つコラムを掲載。