月曜日がつらい先生たちへ 不安が消えるストレスマネジメント

時事通信出版局 真金薫子 著 1600円+税
時事通信出版局
真金薫子 著
1600円+税

過度なストレスを抱える昨今の教師たち。正解の見えない生徒指導、後を絶たない保護者からの要望、なにかと気を使う職場の人間関係……。そんな毎日に疲れ、不安を抱える先生に読んでほしい。

本書を執筆したのは、これまで2千人以上の教師の心の病と向き合ってきた専門医。学校という特殊な職場風土だからこそ陥りがちな心の不調を、具体的な事例を基に解説し、解決策をひもとく。

登場するのは頑張り屋の新人教師、中核的なベテラン教師ら、著者が対応した15人の「悩める先生」。彼らの心が折れていったさまを赤裸々に描き、そこから立ち直った対処法を克明に記す。真面目に情熱を抱き仕事に取り組むがゆえに、擦り減っていく彼らの姿は生々しく、自身の経験と重ねてしまう先生も少なくないだろう。

後半の章では具体的な予防法や対応策を解説。負の思考から抜け出す「マインドフルネス」や、自分の気持ちをノートにつづる「コラム法」を指南する。

巻末にはチェックリストもあり、「もうダメ!と思う手前での受診を」と早期発見の重要性を説く。敷居が高く感じがちな心療内科や精神科。しかし早めに対策を講じると、医療機関と職場の連携が図られ、働きながらの治療も可能だ。

一人でも多くの教師に「日頃からセルフケアを心掛け、不調を未然に防止してほしい」と述べる著者。困ったとき、気軽にページをめくると何かしらヒントが見つかるだろう。