おにいちゃん さんかんび

くすのきしげのり 作
大島妙子 絵
光村教育図書
1300円+税

今日は幼稚園に通う妹、ユキの参観日。ところが、両親が急用で行けなくなってしまう。

悲しむユキを見て、おにいちゃんのシンタロウは言った。「おとうちゃん、おかあちゃん、ぼくが いこうか?」「おにいちゃんが、ユキの さんかんに?」「そう、おとうちゃんのかわりに、ぼくがいく」。シンタロウは、両親の代わりにユキの参観へ行くことになった。参観の活動は折り紙。シンタロウは、ユキががっかりしないように、一生懸命紙を折るのだが……。

先生が見かねて、提案する。「では、さいごに、かみひこうきを おりましょう」シンタロウは思わず口にする。「せんせいは、おぼえていてくれたんや」

優しさ、思いやり、愛情、幸せ、そして家族の絆。「妹の参観日」という題材を通して、目には見えないけれども心で感じることのできる「大切なもの」を描く。