ぼくは ちいさくて しろい

和田裕美 作
ミウラナオコ 絵
クラーケン
1389円+税

主人公は、ちいさくてしろいペンギンの「ぼく」。

「おかあさん おかあさん どうして ぼくは ほかのこよりも はしるのがおそいの?」

「それはね まえをはしっていたら うしろのこがころんでも きがつかないでしょう。あなたは ほかのだれかが ころんだら おこしてあげるやくめなの」

疑問を感じる「ぼく」に優しく寄り添うおかあさん。「ぼく」の発想を転換するよう優しく諭す姿は、慈愛に満ちている。

「さびしいよ」「ひとりぼっち」とつぶやく「ぼく」は、母ペンギンに会えるのだろうか。

自分の嫌いなところを少しずつ受け入れて、自分の中にある長所を探せるようなストーリー展開になっている。か弱い存在の「ぼく」だからこそ、夢と希望が約束されていることを伝えてくれている。