いっしょにおいでよ(世界の絵本)

ホリー・M・マギー 文/パスカル・ルメートル 絵
廣済堂あかつき
1500円+税

テロやヘイトスピーチ、この社会の悲しい一面との向き合い方を示す絵本。テレビニュースで世界の悲惨な状況を知り、悲しくなった主人公の女の子は、駅やスーパーに繰り出す。肌の色や髪の毛の色、話す言葉が違ってもあいさつをされるとうれしいことや、おいしいものを食べると思わず笑顔になってしまうのは、みんな同じ。心を開き、周りの人に親切にすると、世界をすてきなところにできるのだと知る。

文を書いたホリー・M・マギーはニューヨークの9.11テロを、絵を描いたパスカル・ルメートルはブリュッセルの連続爆破テロを身近で経験した。そんな2人の「自由な暮らしを手放さないことや他国の文化を楽しむことは、むやみに人を傷つけようとする者への意思表示になる」というメッセージが込められている。