イラスト図解 小学校英語の教え方 25のルール

佐藤久美子 著
講談社
1300円+税

小学校英語の必修化、教科化に向けて2年を切った今も、教員たちからは「英語を教えた経験がなく、授業に自信がない」「自分の発音で児童に英語を教えても大丈夫なのか」といった声が聞こえてくる。本書は、こうした不安や悩みを抱えている教員が安心して英語を教えられるよう、具体的な指導法や悩み解決法をイラストも交えて分かりやすくまとめている。

著者は、多数の小学校、教育委員会で研修講師を務め、2012年度からはNHK Eテレ「えいごであそぼ」「えいごであそぼ with Orton」の総合指導を行うなど英語教育の第一人者。07年度より東京都町田市教育委員会の委託を受け、09年からは毎年市内42校の小学校にカリキュラム、指導案を配信している。現場の教員の声を反映しながら指導案をアップデートし続ける中、その知見を広めようと本書は生まれた。

25のルールとして取り上げられているのは、▽すでに持っている教員力を発揮する▽発音がよくないことで悩まない▽完璧な英語を目指さない▽授業では日本語の量を減らす▽教室英語は自信を持って使う▽授業は毎回同じ組み立てに▽単語は歌やチャンツで導入▽「書くこと」ではスペルアウトの習慣を――など。

読後は自然と「自分にもできそう」という前向きな気持ちになる。巻末には、注目のCLIL(教科横断型学習)に対応した指導案も付いており、すぐに実践に取り入れられる。