子どもNPO白書2018(第2号)

特定非営利活動法人 日本子どもNPOセンター 編
エイデル研究所
2500円+税

児童福祉法や民法など子供を巡る法律の大幅な改正がなされ、「子ども食堂」の広がりをはじめとする貧困対策への取り組みが進む中で、全国の子どもNPOがそれぞれの持つ課題意識と使命感の下、どのような活動を行ってきたかを分かりやすく解説する白書。現代の子供の生活や遊びに深く影響を与える自然や文化が大きく変わるにつれ、子どもNPO自身がどのような変容を遂げたかも知ることができる。

本書は「理論編」「実践編」「資料編」の三部から構成されている。「理論編」は、児童福祉法や教育基本法の改正、SNSの利用など、子供NPOを取り巻く諸分野の現状と課題を指摘する。「実践編」では、▽子育て支援▽学童保育▽スポーツ・レクリエーション▽フリースクール▽司法福祉――など、各方面で子供を支援するスペシャリストが、直面するさまざまな課題を多面的・多角的に分かりやすく解説し、取り組み内容とその成果について伝えている。子供を救うための具体的なヒントがちりばめられている。

編集委員長の日本子どもNPOセンター・小木美代子代表理事は、「児童福祉法の理念が大きく変わったことにより、関係法なども変わり、子どもの見方や現場での取り組みも変わらざるを得なくなってきている」と述べる。全国の子どもNPO活動の全体像が俯瞰(ふかん)でき、多様な困難を抱える子供と接する教育関係者の活用に十分資する。