藤の木小学校 未来の学びへの挑戦Ⅱ「鍛えて発揮する」

広島市立藤の木小学校 著
教育同人社
1500円+税

藤の木小学校は、総務省のフューチャースクール推進事業と文科省の学びのイノベーション事業の実証校として2010年からICTを生かした実践研究に取り組んできた。児童一人に1台のタブレット端末を整備するなどの取り組みを推進。ICTを生かした「書く活動」に努め、主体的・対話的で深い学びの実現を目指した。

実践研究の前半は、全校で統一化した学びのスタンダードを使い、学習規律や書くスキルの基礎を定着する指導を取り上げた。ICTの操作スキルの習得に力を注ぎ、児童がICTを学習ツールとして当たり前に使える状況を創造したこと。研究後半では、各教科の狙いに応じたICT活用を実践したことを紹介する。

同校は、文章を「書く」力の育成だけに注力しない。協働的な学びの実現を視野に、分かったことを図に整理したり、ラインを引いて分類したりする幅広い「かく」力の育成を重視する。「かく」力の要素を段階的に見直し、全校共通の「身につけよう かくスキル11」もまとめている。

3年生社会の地域学習では、児童のタブレット端末に地域の航空写真を表示した。各児童は興味を持った地点を拡大表示し、詳細で多面的な観察につなげた。児童がまとめる際は、タブレット端末に「かくスキル」を提示する。児童の確かな学力や学習意欲の向上に役立つICT活用のポイントが学べる。