規格外教師が実践する(下) これからのスタンダード



授業改善と働き方改革の両方で成果を上げている福井県坂井市立春江東小学校の江澤隆輔教諭は、公立学校の教員である傍ら、社会福祉法人理事、保育園父母の会副会長、教育書籍の執筆者など、あまたの顔を併せ持つ。そんな「規格外」な教師である江澤教諭に、教師の働き方や、既存の学校システムの変革について聞いた。




四足のわらじで見えてきたもの

――教員、家庭、著書の執筆以外にもやられていることがあるそうですが、その「四足目のわらじ」とはどのようなものでしょうか。

大学4年生のころから、近くの保育園の社会福祉法人理事をしています。理事の仕事として、運動会や卒園式に出席してお手伝いをしたり、園児の活動を見守ったりしています。この保育園は、私の父が亡くなる前に立ち上げたもので、現在は母が園長をしています。そういう経緯もあり、個人的にも思い入れのある大切な場所です。

保育士のプロフェッショナルとしての意識は相当なものです。例えば、保育士の人たちの勉強意欲はとても高い。子供たちの発達段階に応じてどういった活動をすべきなのか、毎日の子供の様子はどうか、それに対して保護者はどう考えているのか、日々研修を重ねています。さらに、笑顔を絶やさずに保護者の相談に乗ったり、子供たちを受け入れたりしている姿勢は、同じ子供に毎日関わる者として見習うべきです。

実は、その保育園に私の子供もお世話になっていて、今年度は「父母の会」の副会長もやることになりました。……

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