
四足のわらじで見えてきたもの
――教員、家庭、著書の執筆以外にもやられていることがあるそうですが、その「四足目のわらじ」とはどのようなものでしょうか。
大学4年生のころから、近くの保育園の社会福祉法人理事をしています。理事の仕事として、運動会や卒園式に出席してお手伝いをしたり、園児の活動を見守ったりしています。この保育園は、私の父が亡くなる前に立ち上げたもので、現在は母が園長をしています。そういう経緯もあり、個人的にも思い入れのある大切な場所です。
保育士のプロフェッショナルとしての意識は相当なものです。例えば、保育士の人たちの勉強意欲はとても高い。子供たちの発達段階に応じてどういった活動をすべきなのか、毎日の子供の様子はどうか、それに対して保護者はどう考えているのか、日々研修を重ねています。さらに、笑顔を絶やさずに保護者の相談に乗ったり、子供たちを受け入れたりしている姿勢は、同じ子供に毎日関わる者として見習うべきです。
実は、その保育園に私の子供もお世話になっていて、今年度は「父母の会」の副会長もやることになりました。……
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