教員が考える働き方改革(下) 成果を上げた先進事例



解消が急務とされながらも、「進んでいる」という実感が持てない教員の長時間労働――。学校の働き方改革は、現場教員が見いだした案でこそ効果が上がるという声も多い。現場のアイデアによる改善が功を奏した事例を伝える。


ジタハラまん延の危機

副校長や教頭、教委の上司らによる「早く帰って」という呼び掛けや、「午後7時までに全員退勤」などの取り決めが、教職員にプレッシャーやストレスを与えるケースがある。

業務量の削減や役割分担の見直しがなされておらず、すべき作業が山積している中で、気持ちよく帰宅することなど不可能な状況だからだ。結局、自宅に持ち帰ったり、翌日の早朝から出勤したりせざるを得なくなる。

弊紙特任解説委員の妹尾昌俊氏はこうした上司らの声掛けを「時短ハラスメント(ジタハラ)だ」と指摘し、「ジタハラのまん延は、いわゆる『働き方改革』と呼ばれるものが先行している企業や役所などで起きており、こうした失敗や反省が多く報告されている。学校は大丈夫だろうか」と警鐘を鳴らす。……

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