教師と起業家精神(中) 実験で探究する「生物」の魅力



理科の中でも暗記科目のイメージが強い「生物」だが、東京都立国際高校の佐野寛子教諭の授業はひと味違う。ユニークな実験を中心にした展開で、高校新学習指導要領のキーワード「探究学習」をほうふつとさせる。第2回では、気が付けば「生物」の魅力に取りつかれてしまう、佐野教諭の授業実践にスポットを当てる。




授業の半分近くは実験

――普段、自身の「生物」の授業はどのように進めているのでしょうか。

国際高校では、1年生で全員が必修の「生物基礎」を履修して、2、3年生のどちらかで発展の「生物」を選択するようになっています。理系がメインではない高校なので、生物の科目を学ぶ機会は実質的に2年間しかありません。

「生物」の授業の半分近くは実験が占めています。単元の導入には必ず観察・実験を入れて、そこで観察したことや、得られたデータを基に学習を発展させていくようにしています。

「生物」の授業は週に4時限あり、うち2時限は連続で組まれていて、単元の導入の観察・実験はその2時限を使って行います。……

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