【上田信行教授】学びをデザインする「教育建築家」の挑戦


1980年代の米国で学習観や教育観の転換を体感し、新しい学びの場づくりにチャレンジし続けてきた同志社女子大学の上田信行教授。来年度から順次、新学習指導要領が施行される中、社会の変化を見据えた学びを構築していくためにはどうすればいいのか。子供たち一人一人を「学びの建築家」にしていくために、教員に必要な心構えを聞いた。


成長的なマインドセット

――2020年度から順次、新学習指導要領が実施されますが、どのような点に注目されていますか。

例えば、小学校では新たにプログラミング教育が必修化されます。そこで大事なのは、子供たちが「プログラミングって面白い」と思えるかどうかです。

「TINKERING」という言葉があります。これは「いじくりまわす」という意味で、とても大事な概念です。プログラミングやレゴもそうですが、手と目と心でいろいろなものをいじくりまわしながら、ああでもない、こうでもないと試しては修正する。

これからの学校教育でも、いじくりまわしながら試行錯誤し、何かものを創出して、思考や概念を発見していくような営みが大切だと思います。……

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