【大前研一氏に聞く(上)】「学び直さない教員は退くべきだ」



経営コンサルタントで、ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学学長の大前研一氏は「教員が常に答えを持っている時代は終わった。これからは答えのない時代であり、『先生』も学び直しが必要だ」と語り、「学び直さない教員は、児童生徒にとって『加害者』になりかねない」とまで警告する。大前氏が考えるリカレント教育と、「答えがない時代の教員の役割」を聞いた。(聞き手・教育新聞編集部長 小木曽浩介)




リカレント教育の重要性

――BBT大学に「リカレントスタートプログラム」を新設するなど、リカレント教育の重要性を強く訴えられていますね。

ええ。リカレント教育というのは、元々スウェーデンからスタートした考え方なんですけれども、人生は全てのステージにおいて学び直さなければだめだ、と。リカレントとは、二度、三度、四度、繰り返すという意味なんですね。生きていく以上は時代、年代、世代、すべて変わっていくので、学び直さなきゃいけない。

スウェーデンでこの運動が始まったのは1968年で、そういう意味では新しい言葉ではないんです。

そのスウェーデンやデンマークで、いま教育がどうなっているかというと、「21世紀は答えのない時代ですよ」と。……

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