【大前研一氏に聞く(下)】「私が教員なら、こうする」

「学び直さない教員は、児童生徒にとって『加害者』になりかねない」と警告し、教員にとってもリカレント教育は重要だと強調する、経営コンサルタントでビジネス・ブレークスルー大学学長の大前研一氏。教員はどうやって学び直せばいいのか、そして自身はどう学び直しているのかと、これからのヒントを聞いた。(聞き手・教育新聞編集部長 小木曽浩介)
教員自身の学び直し
――これからの答えのない時代、教員はどう自分をアップデートしていけばいいでしょう。

まず厳しいことを正直に言います。私は学校の先生が「世の中で一番変わりたくない人間」だと思っています。教員免許を取って、それでもって一生暮らしていこうという思考で、自分は何も学び直さない。そういう人が子供を教えるということは、これからは非常に危険なことだと私は思います。

欧米に追い付け、追い越せという時代は「答え」があって、ある意味、大船に乗った気持ちで教えていればよかった。ところが今は、答えがない時代なので、教えるというような態度ではなく、「答えを一緒に見つけようね」と子供と一緒に考えられる、そういう先生でなければいけません。

――教育新聞の読者は、そうしたことはクリアしていて、「変化」「成長」を模索している教員です。では、「もし大前さんが教員だったら、どうするか」で教えてください。


非常に単純で、うまくいっているケースを見に行くんです。……

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