
教育長兼校長をやりたい
――平川教育長は、教育長に就任して1年がたちました。これまでを振り返っていかがですか。
平川 正直、広島県の教育長になったときは、こんなにいろいろなことができるとは思っていませんでした。広島県教育委員会には優秀な人材が集まっていて、この1年でさまざまな改革が動きだしています。教育部には「個別最適な学び担当」が新設され、担当課長と職員が改革の最前線を飛び回っています。就任1年目は、全ての県立学校に加え、県内の小中学校も合わせて150校ほど訪れることができました。現場を見ることでアイデアも湧いてきて、いくつかの新しいプロジェクトも動き出しました。
最終的に目指しているのは、一人一人の子供が主体的に学び、その能力を最大限伸ばしていくような状態です。……
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