世界の教室から 北欧の教育最前線(28) 余暇活動の専門家


スウェーデンの学校では8月後半に新学期が始まる。6月半ばからの宿題のない長い夏休みの終わりだ。スウェーデンでは大人も長い夏季休暇をとるが、それでも学校の休みよりは短い。そこで活躍するのがフリーティッズヘム(fritidshem)、一般的にはフリーティスと呼ばれる学童保育だ。


遊びと学習の場

フリーティスは公教育の一部として、義務教育0年生から6年生(6歳から12歳ごろ)までの子供たちに保障されている。多くの場合、学校に併設されていて、長期休暇中のほか、学校がある日の始業前と放課後に数時間の保育を提供する。

共働き家庭が多いスウェーデンでは、子供の居場所として重要な存在だ。実際に、3年生以下の子供の80%以上がフリーティスに通っている。保護者の就業、学業、そのほか家庭の用事などで保育が必要であれば利用でき、家庭の収入に応じた月謝を支払う。

こうした学童保育は、かつては社会福祉事業に位置づけられていたが、近年は教育機能が強化されつつある。……

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