英語民間試験の活用(3) 現場の不安と今後の展望


大学入学共通テストの英語民間試験活用を巡り、高校現場から不安視する声が上がっている。9月10日に弊紙電子版「Edubate」の読者投票で、「英語民間試験の活用は延期すべきか」を尋ねたところ、約1100人の投票があり、そのうち87%に当たる946人が「延期すべき」と回答した。
本特集ではこれまでに、国や試験実施団体の対応策、有識者の見解を取材した。今回は、現場や大学教員が指摘する課題、今後の展望や、現段階で学校教員がやるべきことなどを報じる。


「この学校だから不利だ」

当事者となる高校生はどう捉えているか、複数の高校を取材した。得られたのは、地域や学力層によって全く異なった捉え方だ。

まず、都市部にいる上位校では「特に不安はない」とする声が比較的多い。授業にオンライン英会話を取り入れているなど、発話を日常的にしているほか、国立大や難関私大志望の生徒は英作文の練習にもすでに取り組んでいるから――というのが主な理由だ。

民間試験を受けるチャンスも多く、万が一、英検やGTECを受検できなかったとしても、都市部で毎週のように実施されているTOEFLが受けられるという強みもある。……

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