
分からないものは分けると分かる
――今、「けテぶれ」が教育界に旋風を巻き起こしています。改めて「けテぶれ」とは、どのようなものなのでしょうか。
簡単に言えば、自己改善サイクルの考え方を子供に分かりやすく示したものです。思考活動はインプットとアウトプットに分けられます。「学ぶ」と「考える」と捉えてもいいかもしれません。このインプット、すなわち「学ぶ」を担っているのが「けテぶれ」です。
私は「学ぶこと」を「自分の外側にある知識や技能を自分の内側に定着させる行為」と定義しています。でも、その定義を子供にそのまま言っても分かりません。だから分かりやすく伝えるために、分けてみたのです。分からないものは分けると分かります。
実際に分けてみると「計画」「テスト」「分析」「練習」の4つの要素が出てきました。……
この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。