【けテぶれ革命】思考する教師の原点

「けテぶれ」や「NKS」などの多彩な実践を展開し、著書がベストセラーになるなど注目を集める葛原祥太・兵庫県西宮市立夙川(しゅくがわ)小学校教諭。次から次へと生み出されるユニークな実践の原点は、どこにあるのか。そして、葛原教諭が感じる日本の学校教育の不自然さとは何なのか。問題意識のルーツをたどる。


どっぷりと学びの世界に浸る経験を子供たちと

――葛原先生は、本当に「学校の先生」という仕事が好きでたまらないという印象です。教師になろうと思ったのは、いつ頃ですか。

実を言うと、大学は経済学部で、そのときは教師になろうなどとは全く思っていなかったんです。教員免許も大学院に進学してから取得しました。20歳の頃の自分に「お前は10年後には教師をやっているぞ」と言っても、絶対に信じないと思います。

 大学時代はずっとダンスをやっていて、舞台関係の仕事がしたいと思っていました。そのため、就職活動はテレビ局を中心に受けていましたが、軒並みどこも落ちてしまったんです。

 すっかりやる気を失い、改めて自分を見つめ直したときに、ふと、高校生の頃に教わっていた予備校の講師がすごく格好良かったことを思い出しました。……

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