【教育界のチェンジメーカー】変革者のマインドセット

生徒数が過去最低に落ち込むなど経営危機の状態から、たった2年で生徒数の充足率が100%を超えるまでにV字回復を果たした、奇跡の高校と呼ばれる札幌新陽高校。「校長の右腕」としてその変革を支えたのが、現NPO法人Teach For Japan(以下TFJ)CEOの中原健聡氏だ。インタビューの3回目は、中原流「チェンジメーカーの心得」を聞いた。(全3回)

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教室から世界を変える チェンジメーカー


変化を起こせるのは自分自身を変化させられる人
――TFJのフェローシッププログラムにおいて、チェンジメーカーを育成する上で大切にしていることは。

チームメンバーの中で常に心がけているのは、自分自身が変化し続けていくこと。変化を起こす人は、自分自身を絶えず変化させ続けることができる人だと考えています。われわれ自身が自己変革を続けていくことが、チェンジメーカーを育成するフェローシッププログラムを運営する上で、とても重要だと感じます。

TFJの中では、「自己変革」「リスクテイキング」「相互承認」という言葉で語られることが多いのですが、具体的に何を変化させるのかというと、自分の価値観を肯定するための知識を得ることだけではなく、自分自身のものの捉え方や物事への関わり方です。自分とは真逆の価値観を解釈でき、視点・視野・視座を変化させることです。

自分自身の意見や考えを持つというのはもちろん必要なことですが、自分の意見を持ちながらも、同時に相手の考えを絶対に否定しないように心掛けていると、自分の中に新しい気付きが生まれます。……