【教員免許更新制】「失効は理屈が通らない」

「教員免許更新制」の導入から10年が経過した。制度として定着しつつある一方で、教員の負担軽減などの課題も残る。学校経営学や教師教育が専門の浜田博文・筑波大学教授に、教員免許更新制の問題や免許状更新講習の状況を聞いた。浜田教授は、更新しないと免許が失効する現行制度は「理屈が通らない」と指摘した上で「教員が大学院などで学びたいことを学べる環境をつくる方が有意義だ」と提案する。
この特集の一覧
シリーズ・教員免許更新制
教員免許更新制は「理屈が通らない」
――教員免許更新制をどう評価しているか。
教員免許更新制は、導入の是非が議論されていた当時から反対の立場だ。

これだけ変化が激しい時代に、教員が新たに知っておかなければいけないことがあるのは確かだ。しかし、そうしたことは研修でやるべきで、個々の教員が自費で更新講習を受けなければいけない現状の仕組みは理屈が通らない。

教員免許状は基本的に大学での4年間の教職課程を通じて、幅広い教育プログラムを履修することで取得できる。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。