【ゲーム依存】子供の責任にしてはいけない

ゲームやネットに依存し、日常生活に支障を来す子供たちの増加が社会問題となっている。臨床心理士として、そんな子供たちのケアに当たる民間機関「ゲーム依存回復支援サービス『MIRA-i』」の森山沙耶氏は「子供の責任にしてはいけない」と警鐘を鳴らす。もし、児童生徒がゲームに依存していると感じたら、教師や学校はどうすべきなのか。対応における留意点などを森山氏に聞いた(全2回)。
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”ゲーム依存”を読み解く
あっという間に悪化する
――教師や大人が、ゲーム依存について知っておかなければならないことを教えてください。
依存症は「否認の病」と呼ばれています。当事者本人に「ゲームに依存しているのではないか」と尋ねても、大概は否定しますし、「いつでもやめられる」と答えるでしょう。本人の言葉をうのみにするのではなく、家庭と学校が連携して注意深く観察することが大切です。

また、ゲーム依存はあっという間に悪化することも覚えておく必要があります。例えば長期休みに1日中ゲームをする習慣がついてしまうと、たった1~2カ月で依存症状に陥るケースもあります。「プレイするゲームの種類を変えた」など、ほんのささいなきっかけでなり得るのです。

先生や保護者などの多くは「そのうち飽きるだろう」「様子を見よう」と考えがちですが、今のゲームは私たちの想像以上に進化しています。……

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