【宮口幸治教授】“気づかせる”教師になるには

著書『ケーキの切れない非行少年たち』を通じ、問題を抱える子供への支援の必要性を訴える立命館大学産業社会学部の宮口幸治教授。そうした子供たちに、学校教育は何ができるのか。児童精神科医としてさまざまな子供たちと対話を重ねてきた宮口教授に、今、学校や教師に求められていることを聞いた。(全3回)
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学校でしか救えない子供たち
子供に「気付かせる」大切さ
――複雑な背景を持つ子供たちと向き合う上で、大切にしていることはありますか。
「気付かせる」ことでしょうか。

「〇〇しなさい」と大人が言えば、子供たちはその通りに行動するかもしれません。でも、そうした行動はその場限りで、長続きしません。

ですから、私たち大人ができるのは、子供たちに「気付かせる」ことだけなんです。……

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