【社会問題×教育】イシューから学ぶ

一般社団法人・リディラバが提供する「スタディツアー」を経験した子供たちは、社会問題に関わる進路を志すようになったり、探究的な学びに意欲的になったりするなど、大きな変化があるという。代表・安部敏樹氏へのインタビューの最終回は、予測不能な未来に適応できる子供たちを育てるために、今後学校での学びをどのように変えていくべきかを聞いた。(全3回)
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社会の無関心を打破すれば学びは加速する

子供が主体的になるには
——子供たちの主体性を引き出すために、学校ではどのような工夫をすればよいのでしょうか。
主体性を引き出すためには、他者とのフィードバックが必要です。フィードバックの中で「自分で解きたい」と積極的になっていけるようなテーマが見つけられると良いでしょう。「自分が関われば、何か変わるかもしれない」と思える場所や機会を、小さなことでもいいから持たせてあげるべきです。

もう一つは、子供たちにとって価値平面上の距離が遠いものと交流させる工夫が必要です。価値の平面というものがあったとしたら、その平面上において、距離が遠いところと交流することで価値が生まれます。近いところの交流では、価値も主体性も生まれづらくなります。

例えば、高齢者施設に行ったことがない子が初めて行くと、「どうしてこれをしないんですか?」「これができればいいんじゃないですか?」などと、次々に疑問や提案が出てきます。……

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